夏

この湖が自分の庭にあったらと思う。欲張りもいいところだ。我慢を重ねて「巣ごもり」に甘んじてきた庶民やビジネスマンにとって、再び「自粛ムード」を強いられるのは辛いことだが生命の安全ファーストのために...

まずは故人のご冥福をお祈りします。京都府立峰山高校からプロ野球に入団して、強打の名捕手、名監督として活躍し、本年2月に亡くなった野村克也（享年84歳）。その業績を顕彰する「野村克也ベースボールギャラリ...

ストロベリームーンは６月の満月のこと。米国の先住民は季節を把握するため毎月の満月に色々な呼び名をつけました。6月はイチゴの収穫にちなむもので、赤く染まった月が熟したイチゴをイメージさせるのでしょうか...

山科川の水色を背景に花と鳥。過ぎし春の夢を思いおこします。だが時に雨が牙をむくと、たちまち川は濁流と化して被害をもたらします。餌を求めてサギたちが今日も流れにバランスを崩されながらも、たくましく営...

最近は新型コロナウイルスの感染防止のためソシアルディスタンスが推奨されていますが、そのお手本ともいうべき恋人たちの聖地・鴨川の土手には昔から暗黙のうちに守られている不文律がありますね。

鯉は中国の竜門伝説の故事から立身出世の象徴として親しまれています。鯉幟は真鯉(まごい＝黒）を上に、緋鯉(ひごい＝赤）を下にするのが一般的とされているようです。風をはらみ雲間をたゆたう吹き流しように平...

夏越祓（なごしのはらえ）は、日々の穢れを祓い清め、暑い夏を無事に過ごし、残る半年の無病息災を祈願する神事です。神社によって作法は多少異なりますが、一般的には茅の輪を3回廻って参拝する形式が多いです。...

サクランボの苗木（3本）をわが家の庭に地植えして４年目を迎えます。生育の難しい果樹に素人の試みですが、幸い昨年は1本の木に初めて実がなり、今年もただいま花が満開中です。残りの2本は山形の「佐藤錦」です...

山科川を泳ぐ鴨の親子の視線を至近距離から追ってみました。水中に揺れる影と相まって、その豊かな表情にゆったりと時が流れてゆくようです。＊「フォト俳句」は拙いながらお蔭様で当初の目標の500件に到達しまし...

猛暑で警戒レベルの人間界だけでなく、毛皮着用の動物にとってもきびしい夏ですね。　川の中で飛沫を浴びる柴犬の姿は、赤い熱を流し去るかのようです。

山科川の中流でカワウが羽を広げて日光浴をしています。不思議なのは川面に水底の土が茶色にむき出しになって見えるリアルな羽影の光景です。

京都市内の公園でお弁当を広げていると、からすの子が近寄ってきてバッグに足をかけ、盛んにくちばしで小袋をこじ開けようとする。そばに持ち主がいても平気の平左に、ただあきれるばかり。

今年は異常な暑さで流石の蚊もやや少なめ、それでも何匹かが犬小屋の中を住処にしていた。人間の蚊取線香で小屋の蚊をいぶり出してから犬専用の蚊取り線香皿を小屋のなかに吊り下げてやる。蒸気機関車の吐く息の...

能登半島の最先端の珠洲（すず）岬には人気の「ランプの宿」があります。約450年も続く秘湯の一軒宿で、少し早起きをすれば、朝焼けの海に光と波の彩なす絶景を楽しむことができます。遠く沖合に浮かぶ船が光の中...

得浄明院（とくじょうみょういん）は、知恩院の山内にあるお寺で通常は非公開ですが、毎年一初（いちはつ）の見頃に合わせて、特別公開が行われています。「戒壇巡りと一初鑑賞会」がウリの得浄明院は、信州善光...

我が家の庭に胡瓜の怪物が誕生しました。知人から頂いた苗を今年初めて植えてみたのですが、生育が実に早くあれよあれよという間の巨大化です。その生命力にはただ驚くばかりです。ちなみに重さ（550ｇ）長さ（36...

日本中、いや世界を悲しみと憤りの渦に巻き込んだ本当に許されざる事件です。被災の方々のご冥福をお祈りするとともに、失意の底にある方々の一日も早い再起を願うものです。

門跡寺院の筋壁を背景に立つ舞妓。五線、池端の半夏生,舞妓の化粧それぞれの白と池の緋鯉と舞妓の裾模様の朱色のバランスなどが池の水面に落とす影と相まって「池塘（ちとう）春草の夢」を誘うかのようです。池糖...

瀬戸内海の温暖な気候と風土で育つ淡路島産玉ねぎは「甘い・やわらかい・みずみずしい」と評判です。たまたま淡路島のタマネギ畑で投棄かと思える光景を目にしました。"腐っても鯛”の諺があるように、それでも値...

賑やかな蝉の交響楽は夏の風物詩のひとつですね。でも長い幼虫期間に比べると地上での成虫期間が短く花の命のような儚さ、静けさが戻った時に輪廻の哀愁を誘います。