夏

庭の蝉たちの合唱は猛暑もなんのその。だが植物たちは脱水気味のため水やりは欠かせません。ホースで勢いよく散水すると葉陰に潜んでいた蝉が驚いて、ジジーと捨て台詞を残して四方に飛散しました。

仁和寺の隣にある旧邸御室の大広間のテーブルに、庭の新緑が鏡のように映りこむさまは美しく見学者の目を楽しませています。

祇園祭がスタートしました。7月12日からは前祭の「鉾曳初」や「山建」が始まります。しかしお気づきでしょうか、四条通には1年を通して外壁に山鉾の大車輪と、屋上などに唐破風の大屋根を模したデザインを施し、...

JR大阪駅のホームから見たダイキンのマスコット「ぴちょんくん」。ルームエアコンのマスコットとして擬人化した水玉の湿気をイメージ。遊び心をくすぐる可愛いPRですね。

わが家での平凡な日常生活を詠んだものです。巣篭り生活で見直したのは好きな果樹を植えるなど、土壌に親しむ楽しさです。庭の雑草とのいたちごっこは老体にとっては結構な負担ですが、一汗かいてすっきりした庭...

残念ながらコロナの感染予防のため2021年も祇園祭の山鉾巡行は中止となました。八坂神社の境内には１０基の山鉾が収蔵庫で静かに眠っています。

コロナの疫禍のため松尾大社の神幸祭に使われる船の手持無沙汰な様子が目に留まりました。早く勇壮な船渡御の出番が望まれるところです。

模型ながら京都駅前にある羅城門を見ると，頭をよぎるのは映画「羅生門」のミステリーである。壊れかけた羅生門で雨宿りする男の一人（樵）が「分からない」とつぶやくとおり、登場する三者の言い分は全く食い違...

春さきまでは、丸裸の幹だけだった柿の木。この状態で果たして実がなるところまで行くのだろうかと、疑心暗鬼だったが、あれよあれよという間に若葉が素晴らしい勢いで伸び始めた。まるでジャックと豆の木の童話...

わが家の庭に植えた「チェリー」が小ぶりながら、本年初めて実をつけました。山形産の苗木が京都で育ち、実をつけてくれてほっとしています。同時に植えた「佐藤錦」（2本）は1本が僅かな開花をみせましたが、実...

蜘蛛は糸を分泌して網状の巣を張り、ネットにかかった昆虫類を捕食します。食餌ならぬ花びらが網に張り付いた華やいだ光景も一興なのですが、蜘蛛は不要なものは上手に切り落とします。

蛇の鎌首から水滴が垂れるような不思議な光景です。庭の紫陽花の根元に湿った箇所があるのに気付き、よく見ると、茎の先端から蛇口のように水滴がポタリポタリと落下しているではありませんか。調べてみるとこれ...

涼やかな浴衣姿は宮川町の舞妓・小晶さんです。2023年夏頃に襟替えの予定で、芸妓としても人気はますます高まることでしょう。

人間は時間に縛られて生きており「時」に背を向けることはできません。　明治天皇の「時」を詠まれた歌が脳裏に浮かびます　＂時はかる器は前にありながらたゆみかちなり人の心は”　。

8月、9月と露天商の方々は酷暑で大変でした。断続的ながら橋のたもとで野菜類の直売をしていた人がついに直射日光に耐えられず、いつからかビルの軒先に避難しての営業に切り替えていました。

トントンと軽やかに戸をたたくような鳴き声が印象的な鳥。頭から胸にかけて赤栗色でその他の部分は暗オリーブ色。水辺の草の茂みに隠れてなかなか姿を見せない。クイナは中世の歌人の歌によく詠まれている。　「...

「鯉の滝登り」ならぬ「鴨の滝登り」の挑戦です。１羽目の子ガモは親ガモに続いて無事に成功しました。しかし残りの子ガモ（３羽）はどうも逃げ腰のようですね。

民家の軒下で巣ごもる燕の子がカラスに襲われ、鋭い嘴でつつかれて壊れた巣とともに地上に転落しました。２羽はあえなく死亡,親鳥は悲しみに打ちひしがれ何処ともなくヒナの遺体を持ち去りました。そして生き残っ...

山科川の遊歩道には人や鳩の寛ぐ姿が見られ、頭上からは合歓の花が垂れ下がって、どこからか子守歌でも聞こえてきそうな長閑な風景です。

NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」は新型コロナのために現在は休止の状況にあるが、明智光秀の終焉の地「明智藪」を訪ねてみた。目的は竹藪に尾根径の有無の確認だった。だが山科方面に抜けるには一旦、小栗栖街道に...