桜貝のぶらり京都たび
今年の最後に読んだ本~(No.23) 『最後のひと』
演歌のヒット曲「風雪流れ旅」(北島三郎)や「最後の人」(キムヨンジヤ)の歌にも「似た題名」が登場するが、小説「最後のひと」(松井久子)は、今年の私が最後に読んだ本だった。内容は75歳の後期高齢者になり、 仕事も減小した女性が市民講座で86歳の哲学者と出会い恋に落ちる。老カップルが(本文へ・・
Updated Date : 2023-12-30 20:17:32
Author ✎ 京都再発見
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プラトニックな愛を超えて、この年齢ではありえないと思われる行為などに及ぶ。だが作者に言わせれば一般社会の既成概念にとらわれた無意味な倫理観という。もはや性は卒業と思いこんでいた方には福音といえるかもしれない。正直なところ驚かされ、ある意味では痛快でかつ面白い本である。
最後のひと
作者 松井久子 出版社:中央公論新社
OpenMatome
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