世界的に有名になった日本人女性 『畠山勇子』
明治24 年に大津で発生したロシア皇太子襲撃事件で一躍有名になった烈女の畠山勇子。襲撃したのは大津署の津田三蔵巡査。日本の国内は騒然となり、ロシアとは国交断絶の懸念さえあった。このとき千葉県出身の畠山勇子(27歳)が、京都府庁の門前に出向き剃刀でのどを切って自害した。遺書には自分の死を以て(本文へ
Updated Date : 2025-03-04 21:35:57
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ロシア皇太子に詫びると書かれていた。
この出来事は国を思う女性の死として大々的に報じられ、衝撃を受けたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と後のポルトガル総領事モラエスがリスボンの雑誌「セロエーズ」で世界に伝えた。 京都に身寄りもなく引き取り手のなかった遺骨は、末慶寺の住職により手厚く境内に葬られた。
末慶寺
「場所」下京区中堂寺西寺町14(櫛笥通松原下ル西)
お寺には勇子の遺品が残されているという。
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勇子が自害したと思われる現京都府庁の正門西側。
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畠山勇子の肖像
~畠山勇子が紹介された図書~
横光利一全集第11巻「橋を渡る火 畠山勇子のこと」P231~246
小泉八雲 明治日本の面影 勇子―ある美しい思い出 P284~323
石川淳全集第7巻 「ゆう女始末」P591 ~616
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