桜貝のぶらり京都たび
フォト俳句(38)『わが邪念ひとつずつ消え初庚申』
八坂の塔のそばにある八坂庚申堂金剛寺には「くくり猿」と呼ばれるカラフルなお守りが境内につるされています。「くくり猿」は欲望のままに行動する猿を動けないようにくくりつけ、欲に走らないように人間を戒めているのです。大阪四天王寺庚申堂と並び日本三庚申の一つといわれています。(本文へ)
Updated Date : 2023-12-22 12:29:41
Author ✎ さくらがい
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八坂の塔が傾いたときに法力によって傾きを直したという平安時代随一の修験者であった僧侶・浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)が当寺を建立したのがはじまりです。
釈迦の弟子・賓頭盧尊(びんずるそん)
庚申とは干支(えと)の庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が庚申の夜に、寝ている人の体から這い出し、閻魔大王に悪行を告げるといわれています。 三尸(さんし)とは、道教によれば人間の体内にいる三種の虫(約2寸)で、人間が生れ落ちるときから体内にいるとされています。閻魔大王は罰としてその人間の寿命を縮めるとされています。 庚申の日に徹夜をして三尸の虫を封じ、夜叉の姿をした青面金剛を拝むようになったのが庚申信仰です。
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公開の本堂の内部
御本尊・青面金剛の御前立像(秘仏は60年に一度の御開帳→次は2040年)
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俳句界(2024年1月号)
佳作に取り上げて頂きました。
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